マラソン大会情報

【公認コース】さいたまマラソン2025のコース難易度、気温や風速、気象条件を紹介

マラソン完走後の様子

さいたま国際マラソンから、国際がなくなり2024年に復活した『さいたまマラソン』について今回はまとめていきます。

さいたまマラソン2025 基本情報

・日時:2025年3月16日 (日)

・マラソンの部スタート:9時00分 ※制限時間6時間

・スタート:さいたまスーパーアリーナ前 

・参加料:フルマラソン 15,000円

・定員:マラソンの部 14,000人

・申し込み期間:2024年8月8日 12:00~2024年12月5日 23:59

・会場:さいたまスーパーアリーナ

・ペースメーカーあり: ※2025年予定。

① 3 時間00分 ② 3 時間 30分  ③ 4 時間00分 

④ 4 時間 30 分 ⑤ 5 時間00分 ⑥ 6時間00分

・公式サイトはこちら

コース難易度★★★         獲得標高・高低差

※東京マラソンが☆

【獲得標高109m】最大標高22m 最低標高5m

stravaからルート作成。※stravaでは一部陸橋が徒歩でカウントされないこともあり、本当の獲得標高は高い場合があります。

さいたまマラソンコース高低差

獲得標高は100mを超え。高低差は17m程ですが小刻みなアップダウンが多くペースを安定させるのは難しく地味に足を削られていくコース。

特にキツイのが36.7 kmにある新浦和橋の坂。コースの中で一番上って下ります。走力が高いランナーでさえ、小刻みなアップダウンと終盤の坂にやられて失速する人が多いので要注意です。

国際大会時は女子のMGC対象レースになりましたが、大阪国際や名古屋ウィメンズよりも1分遅く設定されたものの、この大会での参加取得者はひとりも居ませんでした。駅伝の時期と被ることや、タイムが出にくいコースのため実業団、プロの参加者が少なくそういった背景が『さいたま国際マラソン』がなくなった要因になっています。そのような事実から、後継である『さいたまマラソン』で自己ベストを狙うのは難易度が高いです。

『ウルトラランナーのみゃこ』さんが『さいたまマラソン』のコースを紹介してる動画があるので一度目を通しておくといいでしょう。動画はこちらへ

同日3月16日に板橋Cityマラソンも開催されます。同じ気温であれば板橋Cityマラソンのほうがタイムが狙いやすい為、タイム狙いのランナーであれば板橋Cityマラソン出場も検討をしてみると良いでしょう。ただ板橋Cityマラソンは河川敷のコースのため風の影響をもろに受けやすいのが難点。板橋Cityマラソンの記事はこちらへ

【気象条件】気温・風速

アメダスより。第2回さいたまマラソンは2025年3月16日第3日曜日に開催です。

過去4年間の第3日曜日と2024年大会2月12日の気温の推移もグラフにしました。

さいたまマラソン気温の推移グラフ

2024年大会では2月12日開催でしたので最高気温が12.1℃でしたが、2025年大会では3月の第3日曜日へ変更となり、気温が上がる可能性高いです。2024年の第3日曜日では最高気温が20℃を超え、2019年では19℃超えています。例年上昇している気温を考えると、さいたまマラソンを本命レースにするのはリスクがあるかもしれません。

気温に懸念がある、さいたまマラソンですがスタート地点はブロックによっては日陰となりスタートまでは寒かったという声も。手袋やアームウォーマー、ごみ袋ポンチョなど、レース中に脱いで体温調節ができる装備があるといいでしょう。アームウォーマーは暑ければ捲ればいいですが、捲った状態が気になるのであれば、手袋などと一緒にしまえるポケット付きのランパンやタイツがあると便利です。

さいたまマラソン風速表

続いて風速です。

2024年大会は「やや風は強かった」という感想が多かったです。体感の風速は観測上よりは小さかったようです。

しかし途中は建造物が少ない区間も多くあり風の影響を受けやすく、特に往路10km過ぎ、復路30km地点にある【新見沼大橋有料道路】約1.4kmでは遮るものが何もなく風が吹くとツライかもしれません。

14,000人の規模の大会であり同じ走力のランナーも多いので、風が強い区間は集団の力を借りましょう。自分の目標ペースに近いペースメーカーが居るのであれば、風除けに使わせてもらい、体力を温存させてください。

会場の様子、スタート前

さいたま新都心駅から徒歩3分のさいたまスーパーアリーナが会場であり、アクセスのしやすさはピカイチです。しかし2024年大会のスーパーアリーナ内では更衣室不足、荷物預けやトイレの順番の待ちによる渋滞。アリーナ内の動線の確保不足によりスタート前、ゴール後ともに相当混雑しました。(トイレはスタート地点のほうが空いていたようです)

さいたまマラソンとなり第1回大会のため上手くいかなかったことも多いと思います。2025年大会では、上記の改善を期待したいですね。※2025年大会では荷物預かりの場所が選択になるようです。

スタートブロック、スタートロス

2024年大会の書き込みをまとめましたので、あくまで参考までに。

9時00分スタート。8時20分より整列開始、スタート10分前までに整列完了。

予想タイムの入力のみ。記録証の提出はなし。

Aブロック:タイム申請〜3時間20分まで?1000人規模。 スタートロス0秒〜1分程度。スタート地点は日陰で寒い

Bブロック:タイム申請3時間30分前後〜スタートロス1分秒~3分程度。スタート地点は日陰で寒い

Cブロック:スタートロス3分~6分程度。

Dブロック:スタートロス8分程度

Eブロック:スタートロス10分~13分

スタート時は片側2車線ですが、参加人数を考えると狭いです。

Aブロックで千人規模だったという声もあり、たとえAブロックだったとしても後方なら最初の混雑の影響は避けられません。後方のブロックならなお最初は中々思うように走れないでしょう。

アップダウンの多いコースなため無理に最初は突っ込まず、序盤は焦らず走っていきましょう。

表彰およびタイム

マラソンの部

(1)男女総合各1~8位《グロスタイム》 ※大会当日は表彰式を実施し、賞状及び副賞を贈呈する。

(2)年代別男女総合各1位《グロスタイム》 ※年代については、29歳以下,30~39歳,40~49歳,50~59歳,60~69歳,70歳以上とし、大会当日の表彰式は実施せず、後日、賞状を送付する。

(3)チーム戦 上位1~3位《グロスタイム/チーム戦エントリー者の内、上位3人の合計タイム》 ※大会当日の表彰式は実施せず、後日、賞状及び副賞を送付する。

大きな大会だけあって、男女総合各1~8位までに賞状以外にも副賞もあるようです。

チーム戦というものがあるのが面白いですね。個人入賞は厳しいランナーでも、チーム戦ならサブエガクラスのランナーが3人居れば入賞の可能性があるもしれません。

2024年大会チーム戦入賞チーム及びタイム

1位埼玉県ランニングクラブ連合7:24:12
2位しのぎ7:56:43
3位さいたま走翔8:46:23

2024年大会は、風もやや強くアップダウンの多いコースということもあり、市民ランナートップ層とはいえ後半失速してる方が多いようです。

2024年大会では男子総合8位で2時間27分2秒です。入賞を狙うのであれば、そのタイム目安にして走るといいでしょう。

ただ2025年大会は開催が3月になること、同日開催の板橋Cityマラソン。2週間前に東京マラソンがあり、入賞ラインが2024年大会よりも下がることが予想されます。

まとめ

・さいたまマラソンを走るのならタイム以外の目標があるといいでしょう。都市型マラソンを体験したい、難しいコースにチャレンジしておきたいなど。 

・タイムを狙うのであれば、東京で同日開催の板橋Cityマラソンのほうがオススメ。

・2月から3月の第3日曜になったため、気温が20℃近くまで上がる可能性があり。 

・スタートは地点の幅が狭く、混雑避けられない。記録証の提出もないため、Aブロックでも走力はマチマチの可能性も。スタートしてすぐは自分のペースでは走れないこともあり。

・2024年のエイドは地元銘菓や特産品があり豪華だったようです。沿道の応援も多く良かったという声も多数あり。普段タイムを狙ってるランナーもファンランとして参加してみるのもありです。

・プレミアムランナー、プレミアボックスなど有料のサービスが受けれる(専用の更衣室、トイレ、手荷物預かり、エイドなど)エントリー項目もありますので、お金に余裕のあるランナーはご一考をしてみるといいでしょう。

ABOUT ME
ランニング生活員
32歳市民ランナーです。このブログではランニングや陸上競技、マラソン、ランニングギアなどについて書いていきます。 高校生時代は陸上部に所属し学生時代の5000mのベストタイムは16分45秒。競技引退後、25歳のときダイエットの為に走り始めましたが、現在は競技志向で800mからフルマラソンまで走ってます! 自己ベストは800m2分3秒62、1500m4分11秒31、5000m15分52秒、ハーフマラソン72分40秒、フルマラソン2時間43分51秒 誰かの役に少しでもなれたら幸いです。