読売全国マラソンという名称から始まり、神宮、青梅、宇都宮、水戸と開催地を変えながら歴史を紡ぎ、現在では1万人を超える大規模な大会となった『勝田全国マラソン』。
今回は勝田全国マラソンへ出走を考えているランナー、既に出走を決めているランナーに向けて大会情報をまとめました。
第72回勝田全国マラソン 基本情報
・日時:2025年1月26日(日) 雨天決行
・マラソンの部:スタート10時30分
・スタート:申告タイムによるブロック分け 。
3時間以内でタイム申告するランナーは2020 年1月1日以降に開催された国内外のマラソン大会「記録証」の写しの提出があり。
・参加料:フルマラソン 8000円
・定員:マラソンの部12,000人
・一般申込み申込期間:2024年9月27日(金)~2024年10月31日(木)
・会場:石川運動ひろば(茨城県ひたちなか市石川町地内)
・ペースメーカー:なし
・公式サイトはこちら
コース難易度★★★ 獲得標高・高低差
※東京マラソンが☆
基本的にはフラットですが細かいアップダウンがあるコースです。そこまで坂が気にならなかったという声もありますが、13km〜15kmには下って上るタフな坂があり、そこでは無理に足を使わず体力を温存して走りましょう。
32km超えてからも連続したアップダウンがあり一番キツイところで足と精神を消耗します。後半の坂を終えてからいかに失速しないかがタイムが出す鍵になります。
タイムを狙えない大会ではないので、しっかり坂対策をしペース配分を考え戦略を練って走って好タイムを目指しましょう。
【獲得標高151m】 stravaからルート作成。
こわだ君(YouTuber?)さんのチャンネルにスタートからゴールまで本人の実況付きの動画がありますので、一度目を通しておくと当日の走りをイメージしやすいと思います。動画はこちら
気象条件
アメダスより。ひたちなか市の項目がなかったので一番近い地点の水戸市を参考までに。
スタート位置に集まり始める10時になっても気温が5℃を切ってることが多いです。日中も10℃に届かないことが多く、陽射しがなければ相当寒く、さらに風で体温を奪われることも考えられます。手袋、アームウォーマー、ゴミ袋ポンチョ、カイロ、帽子、ワセリンなど基本的な寒さ対策の準備必須です。私は普段レースではランシャツに寒ければアームウォーマーと手袋の装備で走りますが、勝田には一応長袖で走る準備もしていきます。
続いて風速です。海からの風で苦しめられることが多い勝田全国マラソンですが、観測上はそこまで風は強くないことが多いようです。ただこれは当日の風向きや区間によって左右されることも多いため、風はあると思って、なければラッキーぐらいの気持ちで臨むのが良いでしょう。あとは集団形成し先頭を交換しながら風の強い区間を乗り越えましょう。
スタートブロック・スタートロス
2024年大会より3時間以内の記録をもつランナーに対し記録賞の提出を求められるようになった為、サブスリー以上のランナーは比較的スムーズに走り出せます。
2024年大会のネット投稿を見ると2時間59分~2時間49分台でBブロック。2時間45分台でAブロックのランナーも居たので48~45分の間にBとAのボーダーがありそうです。
スタートロスはAブロックで10秒はかからないかと思います。Bブロック前方なら20秒前後、Bブロック後方でも30秒程度だと思われます。
Cブロック後方でも1分以内では通過しそうです。
※勝田全国マラソンの招集は『スタート10分前までには決められたスタートブロックにお集まりください』なので、大規模な都市マラソンのスタートロスや待ち時間が嫌なランナーには嬉しいですね。
表彰およびタイム
表彰 男女各1位~8位
年代別 40歳代・50歳代・60歳代・70歳以上:男女各1位~3位
マラソン:男女各総合1~3位は大会当日にステージでの表彰を行います。
2020年は例年よりもレベルが高いですが、おおよそ2:25:00分を切っていけば、入賞を争いに参加できそうです。
2025年の第72回大会は【マラソンの部男女総合優勝者(2名)と市内枠男女上位者(2名)がボストンマラソン派遣】となるため、レベルの高い選手が集まり優勝を狙うような選手たちはタイムではなく勝負の色が強いレースになるかもしれません。
サブスリー人口を見ていきましょう。
2024年の男子完走者7,800人中、3時間00分00秒切りが717人。サブスリー達成率9.19%とレベルの高い大会です。それもガチ勢が多いと言われる勝田全国マラソンだからの数字でしょう。
まとめ
・勝田全国マラソンはアップダウンがあり、ややきついコースではあるがしっかり対策をすればタイムは狙えるコース。
・記録証の提出があるBブロックまでならスタートロス30秒程度と比較的スムーズ。
・その日の気候により適切な防寒対策をしましょう。
・レベル高いランナーが多いため、上手く集団を形成して風の強い区間は先頭を交換しながら乗り切ることで好タイムへの近づきます。
・2025年1月26日に勝田で会いましょう! 勝田を走るランナーに好記録が出ることを願ってます!